■夢をかなえるための流れのしくみと全体像を把握しよう

★ 最初の関門は、思い込みを排除して本心で信じられるか

この宇宙には目には見えないけれども、人生を好転させ、夢をかなえさせてくれる宇宙の法則と呼べるような原理が働いています。

そうした目に見えない力を「胡散臭い」と拒絶すするか、「宇宙の力のことをよく師って人生に役立てたい」と思うかは、あなた次第です。もし、あなたが後者を選ぶなら、さっそく「引き寄せの法則」のしくみを学び、実践ノウハウをマスターしていきましょう。人生はこの瞬間から変えていけるのです。

そもそも「引き寄せの法則」の定義は何かと言えば、さまざまな解釈はありますが、自分が注意と意識とエネルギーを向けるものは(よいものも悪いものも)自分の人生に引き寄せられる、さまり「思考は現実化する」という言葉に集約されます。

しかし、「思考は現実化する」と知っただけでは、本心では信じていないという小さいけれど厄介な問題が残ります。実は人間の思考の95パーセントはプログラムされた潜在意識に支配されています。そのプログラムは経験則や行動パターン、常識として蓄積された知識、つまり思い込みで構成されているのですが、そうした思い込みは未知の法則を信じるのを警戒しブロックしがちです。

そんな思い込みから自由になり、「引き寄せの法則」を信じて宇宙に願いを届けられるかどうかが最初の関門です。ここを乗り越え次のような流れに乗ることが「願いをかなえる」手順のはじめの一歩になるわけです。

思考する願いを明確化⇒いい気分・感情⇒行動⇒現実

★ 宇宙とはどんな存在で、どんなしくみになっているのか

1906年のウィリアム・W・アトキンソンの著作が「引き寄せの法則」を紹介した最初といわれており、その後1926年にアーネスト・ホームズ、1949年にレイモンド・ホリウェル博士がそれぞれ出版、1990年代になってジェリーとエスターのヒックス夫妻の本が書かれ、日本では2007年に頃から関連本の出版が急増しています。

こうした著作物の内容を総合すると、「宇宙」はランプの魔人のように、「仰せの通りに」と夢を聞き入れる「お願いごとよろず受付所」的な存在です。
そして、そんな愛に満ちた宇宙の協力的なエネルギーと私たちひとりひとりはつながっており、誰もがその恩恵を享受可能というのが「引き寄せの法則」の基本です。

ただ、いい気分のときは宇宙と同調しやすく、悪い気分や怒りなどのマイナスの感情に満ちているときは交信しづらくなるなど、感情による波動が宇宙とのつながりに影響します。

つまり、ただ考えたり、願ったりするだけでは弱く、宇宙のエネルギーを受け取るためにいい気分でいることが夢実現へのカギとなります。

そのためには、日頃から意識を高く持ち、気分よく明るい気持ちでいられる、前向きでポジティブな生き方を心がけるのが有効です。
このような「思考は現実化する」しくみや宇宙と意識の関係の全体像を頭に入れておきましょう。

【チェックポイント】
「思考の現実化」の流れが理解できたら、意識を高く持とう

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