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■忙しい時こそチャンスの前触れあなたの会社の中でも、「忙しい」とか、「がんばるぞ」というセリフを連発する人がいませんか。 「あぁ忙しい、忙しい」と、他人に聞こえるように言いながら、課内を行ったり来たりしたり、あるいは、席に着いたまま、両手を大きく上に上げて、「がんばるぞ」とひとりで言ったりしている人がいるものです。 その深層心理を探ってみますと、こういうタイプには、本質的にまともに努力して成果を上げようとする考え方はなく、要するに、要領よく立ち回って評価されたいので、ひたすら、スタンドプレーに励んでいるのです。 本当にかぎられた時間で多くの仕事をこなしている人ほど、忙しいとは口にしないものです。 これらの人は論外にしても、あなたも、口癖のように「忙しい」という言葉を使っていますと、万物との出会いやつながりを切ってしまう怖さがあります。 忙しいと口にするのは、「私はすでに、手いっぱいです、もうこれ以上、私には何もよこさないで」、こうアピールしていることにほかなりません。 やがて、友人からの飲み会の誘いも自然と減り、そして仕事も必ず減ってきます。 そればかりか、仕事を通じて成長することや、忙しさの中に感じる幸せまでも、なくなっていきます。 忙しいということは、上司や部下、あるいは同僚から必要とされ、また、みんなから頼られているわけですから、感謝すべきです。 あなたの会社にもいると思いますが、有能な人間には仕事がどんどん集まって頼りにされますが、逆に、仕事のできない人間には仕事が集まらず、暇をしているのです。 それで、忙しくて根を上げそうになったときには、「忙しい」の代わりに「私を必要としてくれてありがとう」と心で唱えることで、かなり余裕が生まれます。 そこで、自分に「私だからこそできる」と言い聞かせれば、たちまちやり遂げる自信が湧いてきます。 忙しすぎて、イライラしたり、逃げ出したくなったり、あるいは人に辛く当たってしまうというような人は、その忙しさに感謝するように心がけましょう。 忙しいときこそ、宇宙とつながるチャンスの前触れなのです。
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