■望まないものを引き寄せる願い方をしない

★ 否定形で願わない

あなたは「鎌倉の大仏のことを考えないで」といわれたら、その瞬間、鎌倉の大仏のことを考えますね。

あなたが無意識に否定文のリクエストから「するな」「しない」を取り除いて認識したように、宇宙もまた否定形を省略して認識します。

だから、「修学旅行の行き先を京都にしないで」と願ったとしますと、願いとは裏腹に凶徒への修学旅行が決まったりすることがあるのです。

つまり、「引き寄せの法則」では、肯定文で願わないと、望みと逆のことが実現してしまうのです。

ですから、たとえば「遅れないで」なら「時間通りに会える」、「あわてないで」なら「落ち着いて行動する」というふうにすれば言いわけです。


★ 願望形ではなく、過去形や現在進行形、決意文で願うのがおすすめ

また、「○○がほしい」「△△になりたい」という願掛けのような願い方をするのも、やりがちなNG例です。というのも、欲したり願ったりの前に隠れた(○○を持っていない)(△△になれていない)という現状を認める思考が現実化するからです。

そこで、たとえ未達成でも「私は○○を手に入れました」と過去形にするのが上手な願い方の基本ですが、「○○を手に入れている最中だ」と現在進行形にしたり「誰が何と言おうと私は○○を手に入れます」と決意文にするのもおすすめです。

このように肯定的な言葉で断言し、「自分への宣言」をすることをアファメーションといいます。

アファメーションを繰り返すことで願いが潜在意識に浸透し、望む現実が引き寄せられるのです。

【チェックポイント】
「○○したくない」の否定形や「○○がほしい」の願望形は通じない