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■欲しいもの・欲しくないものをハッキリさせる自分の持ち物や付き合う人や環境やかかわる出来事の中で、「欲しいもの」と「欲しくないもの」を明確にさせておくと、自分に訪れる毎日の質が見違えるように変わります。 多くの人の中には、自分が何を欲しているのかを知らないばかりに、よけいなものを買わされたり買ったり、気の進まない人と付き合ったり、望んでいない環境に身をおいたり、イヤな出来事にかかわったりして、多くの時間と労力とエネルギーを消耗し、悩みを膨らませたり、悶々としていたり、なかなか思うような幸せにたどり着けなかったりします。
ですから、ふだんから自分自身の心の声と対話する習慣をつけ、本当は何か欲しくてそうしていたのかを考えてみるといいのです。 すると、気持ちを高めたくて手に入れたかったものに気の遠くなるような莫大なローンを組んで買って苦しんでいたり、あたたかい関係が欲しかったにもかかわらず、相手の顔色ばかり見ているようなしんどい人間関係にどっぷりつかっていたり、疲れを癒したかったのにわざわざ疲れるような気の合わないお店に飲みに来ていたりと、本質から外れたところに自分を向かわせていることがわかったりするのです。
そんなときは、望んでいない現実に対して、はっきりと目を覚めさせ、「こんな現実は欲しくない」と、心の中で自覚する必要があります。 欲しい現実と欲しくない現実をはっきりさせるだけで、道は開けてくるのです。 それが自覚できた人は、心がオープンになってきますから、何が欲しいのか、誰とどんなふうに付き合いたいのか、好きな場所はどこかなど、いろんな良いことに気づきます。 そのおかげで、自分に関係するすべてのことは自分で選択できるもので、幸せに生きるのは自分次第だとわかってくるのです。 選択するものがより良いものに変わり、チョイスするものが望みのものになり、欲しかった環境の中に身を置き、それまでよりも自分にとってずっといいものを求めるようになると、それだけで現実がうーんと快適になってくるのです。 現実がより良い変化を起こさなければ、幸福に近づけないのです。 そのことがわかるために、欲しくなかった現実を体験するのも、本当に欲しかった現実のためには結局よかったのですが、わざわざ幸福になるのに遠回りする必要はないのですから、欲しいものと欲しくないものを、はっきりさせておくことが必要になるのです。
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